合格体験記ー岡林嵩介

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岡林 嵩介

岡林崇介

  • 土佐高校出身
  • 法学部政治学科
  • 2016年度入学
  • 一般入試(三浪)

 

【慶應義塾大学の受験を決めた時期】

浪人生活が決まった数日後

 

【受験学部、結果】

●一浪
文学部、法学部、経済学部、総合政策学部、環境情報学部・・・不合格
●二浪
文学部、法学部、総合政策学部・・・不合格
●三浪
文学部、法学部・・・合格

 

【慶應義塾大学に決めた理由、慶應野球部の魅力】

我が母校・土佐高校の先輩方には、慶應大学出身でかつ主将を務めた方が多く、足繁く高校のグラウンドに来てくださって私達後輩を指導してくださっている姿に私は少なからず憧れを抱いておりました。また、そうした憧れの存在に自らもなりたい、そして、神宮で活躍する姿を母校に届けることでインスピレーションを与えたいと思ったからです。

慶應野球部の魅力は、門戸が開かれていることです。何浪していようと誰でも入ることができます。したがって、高校では後輩だった森下が今では2学年上の先輩であるという面白い関係が生まれるのも、魅力の一つではないでしょうか。また、文武両道を真剣に謳っていることでも他の大学とは一線を画します。

 

【特に力を入れていた科目】

英語、日本史、小論文

 

【意識していた勉強法】

●英語
まず、何と言っても慶應は英語が命です。法学部は小論文・日本史の2倍、文学部は1.5倍の配点が設けられていることから、慶應がいかに英語を重視しているかがわかります。したがって、英語が苦手ならば、それは致命的な欠陥と言えます。実際のところ、私は英語が苦手で3年間苦しみ続けました。合格してから言えることは、いかに試験問題に対応した効率的な学習ができるのかが重要だということです。例えば、法学部はマークシート形式で時間は短く量が多いことから、高度な知識と情報を素早く処理する能力が求められます。一方で、文学部は記述式であるためしっかりとした読解、それを表出する記述力が求められます。つまり、自分が志望する学部の過去問から問題形式を確認した上で、対策を講じることが効率的な学習と言えます。

・語彙
まず、語彙力なしに英語を読むことは不可能です。特に、慶應英語の場合は高度な語彙力が必要とされます。最低でも、『ユメタン1〜3』あるいは『鉄緑会東大英熟語単語鉄壁』は完璧に覚えた方がいいです。ちなみに私は法学部の第4問あたりに出てくる語彙問題のために、『究極の英単語3・4』という教材を使いました。高難度の単語・6000語を試験の始まる寸前まで覚えることによって、第4問を短時間で解くことができ、第5問の長文に余裕を持って臨めました。それが私にとって法学部合格の鍵になりましたが、もっと効率の良い方法があったのかもしれません。

・文法
文法は知恵比べです。私は『Next stage』を使いましたが、この本に出ている文法と語法は確実に覚えたほうがいいです。慶應の文法問題は半ばクイズのようなもので、知らなければいくら考えても解くことはできません。

・長文
まず、慶應の特徴としては英文自体が非常に硬く、語彙レベルも高くその上1000単語ほどの文章をおよそ25分で解かなければならないことです。さらに選択問題は微妙なニュアンスの違いで答えが決まるほど、難度が高く設定されています。したがって、普段から速読はもちろんのこと、正確に読むことが重要になってきます。ちなみに私は英語版の聖書を速読するのに加えて、京大の英語を30年分解きました。

●日本史
日本史は覚えればいいので正直美味しい科目です。これは難しいことに聞こえるかもしれませんが、皆さんも興味のある曲の歌詞であれば、一字一句正確にしかも一朝一夕にして記憶できた経験があると思います。歌詞ならば覚えることができて、日本史の人物や出来事を覚えることができないわけがないのです。つまり、やればできる科目と言いたいのです。その具体的な方法としてはやみくもに丸暗記というわけでなく、何かに関連させて覚えることが効率的です。歌詞を覚える時は歌詞カードを見つめるのではなく、メロディーの流れの中で覚えていきます。それと同じで日本史も時代という流れの中で覚えると効率的です。例えば、ある人物がいつからいつまで統治しその間に何があったのか、など日本史の断片的な情報を体系化するのです。こうなれば日本史に怖いものはありません。文学部に出てくる論述にも対応できるようになります。
そして、使う教材は教科書です。なぜなら、教科書ほど論理的に仕上がった文章はないからです。教科書で時代の流れをで覚えた上でオススメする教材は、東進ハイスクールの『日本史B一問一答』です。この教材は各大学の過去問を抜粋しているため、問われ方は本番さながらそして一問一答型の問題である慶應の日本史には非常に有効となります。この方法を以てすれば8〜9割をとることができます。

●小論文
小論文は学部ごとに狙いが変わってくるでしょう。例えば、法学部なら法文を正しく読み取るための読解力や自分の意見を正確に伝えるための表現力・構成力・論理性が評価の対象となります。しかし、大前提となるのは課題文の読解と要約です。慶應の小論文は課題文が予め課され、それに関する自分の考えが求められます。つまり、どんなに画期的な考えでかつ理路整然と書き上げられた作品であっても、読解がうまくできなければその答えは問いに対してズレた答えとなってしまいます。したがって、文章を正しく読み解釈していく力を養う必要があります。また小論文で差をつけたいと考えている人は、要約の際、本文の語句を切り貼りするのではなく本文を読むにあたって得られる自分の解釈を自分の言葉や文体で表出できれば、採点者にアピールできると思います。小論文は一人では行わずに必ず誰かに評価してもらうことが必要です。

 

【平均勉強時間】

10時間

 

【アドバイス】

受験は自分との戦いです。いかに自分を律し、モチベーションを保てるかが鍵です。試験が近づいてくると妙な緊張感に襲われたりして、直前期であるにもかかわらず勉強が手付かずになることがあります。さらには、本番当日、過度の緊張により問題文が全く頭に入ってこないことも経験談として語ることができます。これらは、不合格した年に共通しています。そうならないためにもしっかりとした準備をし、合格できるという確固たる自信を持てば、まさに明鏡止水の心境で試験に臨め自分の力を十二分に発揮することができるでしょう。また試験開始直前まで暗記することは、格好悪くも大切なことです。直前に確認した内容がそのまま試験に出ることはよくあることです。最後まで自分を信じ粘り続けることこそが受験の必勝法かもしれません。

 

【受験時代に意識していたこと(息抜きやリラックス方法、メリハリの付け方など)】

メリハリは重要です。メリハリがなければ受験勉強を続けていくことが難しくなるからです。そこで、私がしていたのは贔屓球団のプロ野球中継を見ることです。好きなものに熱中していると勉強のストレスを解消できます。また、散歩をすることも良い息抜きになります。

 

【受験生に伝えたいこと】

自分の納得する道を選んでもらいたいです。自分の学力を冷静に見つめて妥協して現実的な選択を下すことも良し、あるいは自分の夢、目標を達成するために石の上に三年いるのも良いでしょう。すべて、自己満足、自己解決して正当化すればいいのですから。ただ、一度きりの人生の中で臥薪嘗胆の末に味わう栄光も悪くはないし、むしろ自分の人生に深みを持たせることができることは保証します。

 

 

※入試情報は変更される場合があります。 詳細は慶應義塾大学HPの入学案内を随時ご覧ください。

 

 

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