合格体験記-大石旭
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- 小松川高校出身
- 環境情報学部
- 2017年度入学
- 一般入試(現役)
【慶應義塾大学の受験を決めた時期】
高校2年生の秋頃
【受験学部、結果】
環境情報学部…合格
経済学部、商学部、文学部、総合政策学部…不合格
【慶應義塾大学に決めた理由、慶應野球部の魅力】
東京六大学野球に幼い頃から憧れていたから。
【特に力を入れていた科目】
英語、世界史、小論文
【意識していた勉強法】
●英語
英語は慶應に合格するには必ず必要になってくる科目です。英語が苦手で、そこから逃げている人は必ず厳しい結果になります。合格するには単語、文法、長文読解などで高度な力が求められます。僕は『英単語ターゲット1900』や『英文法・語法Vintage』、塾の教材を主に使用していました。単語を多く覚えるのは大切なことですが暗記できる数には限界があるので、僕の場合単語帳は1冊にして、英語の問題を解いてわからないものがあればその場で調べるようにしていました。そしてそれらを自分でノートにまとめて単語ノートを作っていました。大学の英語の過去問では、案外同じ単語が何回も出題されるため、そのノートは有効で試験が始まる直前まで確認していました。試験中にわからない単語や熟語に出会うのは当然です。知らないものはどうにもならないので、あとは前後の文脈などからの推測力が求められます。その推測力はいかに英語の長文の数をこなすかにかかっています。
●世界史
僕は2年生から世界史の授業が始まりましたが、授業だけしっかり聞いていて、本腰を入れて勉強し始めたのは3年の夏頃です。はっきり言って世界史は暗記科目なので、1、2年生のうちに暗記をしても時間と共に忘れてしまいます。そのため始めるタイミングも重要です。環境情報学部、総合政策学部に世界史は必要ありませんが他学部の世界史の試験では横のつながりが重要になってきます。ある程度の年代別で、人物や出来事を覚えておくのもオススメです!
●小論文
小論文はやった分だけ伸びる科目です。日頃からニュースなどに気を配り情報収集に努めましょう。書き終わったものは第三者に見てもらうようにするのがオススメです。自分が書いた文を自分で判断するのは難しいものです。また、書く際のテーマのレパートリーは多ければ多いほど武器になります。そこで僕は『読むだけ小論文 基礎編、発展編』をやり込みました。これは小論文に使えるテーマがわかりやすく簡潔にまとまっています。
【平均勉強時間】
9時間
【アドバイス】
1つの学部しか受かっていない私からのアドバイスは少しどうかと思いますが、1つだけ伝えたいことがあります。実は僕の第1志望は経済学部でした。初日の経済学部であまり良い感触が得られず、家に帰って落ち込みました。その日は体力的にも精神的にもやられました。その週に残り4つの学部の試験が残っていましたが、翌日の商学部の手応えも微妙で、さらに文学部の試験も集中が切れて完全にダメでした。中1日あけて、総合政策学部、環境情報学部の試験がありました。4つの試験が終わった時点で浪人生活が頭をよぎり、家に届いていた色々な塾のパンフレットを見たりさえしました。しかしそこで諦めることなく、家に帰って環境情報学部用の小論文のテーマをなんとなく頭に浮かべながら、対策をしました。すると前日考えていた問題が当日そのまま出題されて、見事にはまりました。そしてなんとか環境情報学部に合格できました。受験期間中、試験が多くて疲れて、もうダメだと思うことがあるかもしれませんが絶対に最後まで諦めないことが大切です。受験は本当に何が起こるかわかりません。
【受験時代に意識していたこと】
僕は3年生の夏まで野球をやっていたので、周りの受験生たちとは異なり、明らかに勉強に打ち込み始める時期が遅かったです。その穴を埋めるには、残された時間で効率よく勉強するしかありません。そこで僕は毎日、スケジュールを綿密に立てて計画的に勉強していました。その方がメリハリが出るし、バランスよく勉強できます。ペースをつかみ始めたら、長期的な計画を立てることもオススメです。自分で立てた目標を達成すると、達成感得ることができ、意欲も湧いてきます。
【受験生に伝えたいこと】
僕が勉強で溜まったストレスを発散する方法は運動でした。学校の休み時間などに十数人でサッカーをして体を動かしていました。周りからはなんでこんな時期に呑気にサッカーなんてしているんだと笑われましたが、自分自身リフレッシュできたし、良い機会だったと思います。受験期は本当に大変で、勉強で頭がいっぱいになりそうですが、気楽に構えて、やることだけしっかりやれば大丈夫です。
※入試情報は変更される場合があります。 詳細は慶應義塾大学ホームページの入学案内を随時ご覧ください。
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