合格体験記ー片岡宏斗

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片岡 宏斗

  • 鎌倉学園高校出身
  • 経済学部
  • 2018年度入学
  • 一般入試(一浪)

 

【慶應義塾大学の受験を決めた時期】

高校卒業後の春

 

【受験学部、結果】

●一浪
経済学部…合格
法学部政治学科、文学部、商学部…不合格

 

【慶應義塾大学に決めた理由、慶應野球部の魅力】

高校生の時に初めて慶早戦を観戦し、六大学野球に憧れを抱いたことが一番の理由です。また慶應野球部には甲子園経験者も少なく、浪人生も多く在籍しているため、慶應大学進学を志すようになりました。

 

【特に力を入れていた科目】

英語

 

【意識していた勉強法】

●英語

・単語・熟語
私は単語に関して、『システム英単語(駿台文庫)』、『速読英単語上級編(Z会)』、『改訂版キクタンsuper12000(アルク)』を使い、熟語に関しては『解体英熟語(Z会)』を使いました。私は暗記することが得意だったので英単語をひたすら暗記していましたが、暗記することが苦手な人は『システム英単語』など頻出単語が掲載されている単語帳をまずは完璧にして、それから『速読英単語上級編』など少しレベルの高い単語帳をやれば良いと思います。単語などの暗記科目を勉強するコツは一日のうち何度も単語を目に入れることです。エビングハウスの忘却曲線をご存じの方もいらっしゃると思いますが、人は暗記したことを20分後に約42%忘れてしまうというデータがあります。何度も何度も暗記することが記憶定着のカギです。電車の中、休み時間、寝る前など空いた時間を使ってとにかく単語帳を見るようにしてください。
慶應では文学部や法学部などで非常にレベルの高い単語、熟語が出題されます。そのため、すべての単語を網羅したいがために難易度の高い単語帳に手を出して、基本単語を忘れてしまうことが慶應受験生にありがちな失敗です。私も、ここまで単語帳はやらなくて良かったと感じています。入試の時、難しい単語が出てきたら接頭辞や接尾辞、文脈から単語を推測するようにしましょう。難しいことをやり過ぎないのも受験で勝つための賢明なテクニックだと思います。熟語は『解体英熟語』を完璧にすれば十分です。

・文法
私が使用していた参考書は『全解説頻出英文法・語法問題1000(桐原書店)』です。この参考書は多くの文法事項、語法を網羅しており解説も丁寧なので、この一冊を完璧にすれば文法は十分です。私は100%解ける問題を青、解けたが不安が残る問題を緑、間違えた問題を赤に色分けして普段の勉強では緑と赤を、時間がないときには赤だけを解くようにしました。この勉強方法は大変効率が良いためオススメです。また文法問題は、間違いの選択肢がなぜ間違いなのかまで考えるとより深い勉強ができます。

・長文読解
英語長文は単語・熟語、文法、構文を理解して初めて上達するものです。そのため慶應に限らず多くの入試で長文の配点が高くなるように作られています。私は長文読解に多くの時間を費やしたかったので、夏までに短い文を読んで構文を理解しながら、文法・単語もある程度終わらせて、夏以降は長文に時間をさくようにしました。
構文に関して、私は時期と偏差値に合わせて参考書を選びました。3月~5月までは『基礎英文解釈の技術100(桐原書店)』『英文解釈の技術100(桐原書店)』がおすすめです。この参考書は細かい解説はされていないため、英語が苦手な方もしくは構文をあまり理解していない方にはオススメできませんが、ある程度英語を勉強してきた人には十分な解説です。偏差値が55以下の方は『入門英文解釈の技術70(桐原書店)』からやることをオススメします。6月~7月は『ポレポレ英文読解プロセス50(代々木ライブラリー)』をやりました。この教材は難しい構文も含まれており基礎ができていないと難解ですが、上記に挙げた参考書をしっかりこなした後であれば、力がつく良い教材だと思います。8月~9月は『英文読解の透視図(研究社)』を使用しました。この教材は短文から長文に移行していく時期に使うのが有効だと思います。私はこれらの参考書の白文をプリントアウトして、SVOCを一回一回確認して構文を理解した後、音読を何回も繰り返しました。
長文読解に関して、私は河合塾出版のやっておきたいシリーズをやりましたが、この教材は問題形式が国公立向きで解説も丁寧ではないため好みが分かれる教材です。私の場合は、夏以降『やっておきたい英語長文700』『やっておきたい英語長文1000』を一日1~3題進めて、その後MARCHの過去問を解き、10月から慶應の経済学部の過去問を17年分、その他の学部を10年分解きました。長文は限られた時間の中で正確に解くことが重要で、私は音読を何度も繰り返すことで速読ができるようになりました。ですが、音読しても英語が伸びなかったと話す人もいるため個人差はあるようです。

 

●日本史

日本史はやればやるほど偏差値が上がる科目です。日本史の偏差値が低ければ勉強のやり方というよりも勉強の量に問題があると考えるべきです。日本史は、特に流れを意識してほしいです。私はとにかく一つ一つの出来事の因果関係を重要視しました。歴史上の出来事は別々の話ではなく、時代背景など多くのことが関係しています。そのためまずは山川出版社の『詳説日本史B』などの教科書を読むべきです。日本史受験生では必需品とも言える東進ブックスの『日本史B 一問一答』をやるのは教科書を読み込んでからにしましょう。
慶應の経済学部対策をするのにオススメの教材は『Flash!日本史1 江戸~昭和・平成編(オー・メゾット)』です。経済学部は、1600年以降の問題を中心に出題されることで有名ですが、その分年号など細かい問題が出題されます。この教材は細かい年号まで全て網羅している暗記カードになっているため、移動時間などで年号の勉強をすることができます。また経済学部では記述問題が毎年出題されるのですが、出題される範囲が重複しているため過去問を何十年も解けば段々傾向が掴めてきます。私は慶應経済が、最も過去問をやっただけ点数が貰える学部だと考えています。裏を返せば過去問をやらなければ解けません。基礎ができたらひたすら過去問を繰り返しましょう。

 

●小論文

慶應の経済学部において言えば、小論文の配点が70点しかないために私はあまり対策をしませんでした。ただやはり過去問は重要で、時間配分はとても意識しました。日吉キャンパスの学部では湘南藤沢キャンパスの学部の小論文とは異なり、独創的な考え方は要らず、問われていることをそのまま書くことが合格に繋がります。解き終わったら必ず国語の先生など他の人から採点を受け、他者にどのように伝わったか確認するようにしてください。

 

【平均勉強時間】

1215時間

 

【アドバイス】

入試までの時間を逆算して、自分に何が足りないかを客観的に見定め、勉強内容を計画していくことが重要です。私は国語が苦手で、勉強もしたくなかったので国語から目を背けてきたのですが、もう少し向き合っていれば少しは変わったのかなと思います。あくまで受験勉強は合格するためにやっていると思うので、合格するためにはなにが必要なのか、常に考えて勉強してください。

 

【受験時代に意識していたこと(息抜きやリラックス方法、メリハリの付け方など)】

私は春まで、息抜きにバドミントンをやったり、モチベーションをあげるために慶早戦を観戦したりしていたのですが、春以降は息抜きをした記憶がありません。朝起きて電車に乗りながら勉強、予備校に着いて勉強、昼休みの空き時間で勉強、夜家に帰ってきて勉強。こんな生活を繰り返してきたので特に運動したり友達と話したりはしませんでした。これが良かったから慶應に合格できたのか、これがダメだったから経済学部にしか受からなかったのか分かりませんが、浪人は勉強するための期間であるので、このような生活を送ってきて良かったと思っています。

 

【受験生に伝えたいこと】

受験期は過酷な時期でありながら自分と向き合える貴重な時間です。正直勉強なんてやりたくないと思っている人は少なからずいるでしょう。しかし、そこから逃げ出すのか耐えて踏ん張るのかで合否に関わらず、人生を大きく左右するものとなります。私は幼い頃から賢い人間ではありませんでした。学校での成績も良い方ではなかったのですが、人一倍勉強したという自信はありました。受験ではどうしても地頭が良く、なんでも出来てしまう人に出くわすことがあります。そんなときでも挫けないで勉強する方にとって、私の合格体験記が少しでもプラスになればと願っています。

 

 

※入試情報は変更される場合があります。 詳細は慶應義塾大学ホームページの入学案内を随時ご覧ください。

 

 

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