合格体験記 – 服部翔

  • 星稜高校出身
  • 法学部政治学科
  • 2024年度入学
  • FIT(現役)

慶應義塾大学の受験を決めた時期

高校2年生の時になんとなく行きたいと考えており、高校3年生の6月に練習会に参加して、慶應義塾大学の受験を決めました。

受験学部、結果

法学部(FIT入試A方式)、総合政策学部(AO入試)…不合格
法学部(FIT入試B方式)…合格

慶應義塾大学に決めた理由、慶應野球部の魅力

慶應義塾大学は文武両道を体現しており、スポーツと勉学ともにトップの大学であるという点に魅力を感じたからです。また、慶應野球部は長い歴史と素晴らしい伝統があり、自分たちで考えてプレーするエンジョイベースボールにも魅力を感じたからです。

意識していた勉強法

●一次試験(資料提出)

一次試験の際に特に重要となる資料は志望理由書と自己推薦書と呼ばれる2つです。
志望理由書に関しては、私は野球と政治を関連させた取り組みを考えたいと思っていました。そのため、野球の要素を入れすぎないようにすることと政治の要素を入れすぎて次の面接で答えられないということがないように両方の要素の塩梅を意識しました。また、自分の将来の目標を明確にし、目標に対する熱量や思いが伝わるように意識して志望理由書を作成しました。
自己推薦書に関しては、視覚的に自分自身をアピールする必要があるので、文字ばかりでなく取り組んできたことを写真や図として挿入し、見た人に自分のことが一目で伝わるようにすることを意識していました。私は高校の時に主将を務めていたので、主将として引っ張ったチームの成績や自分が出ている新聞記事を貼り、自分の努力や野球に対しての姿勢、人柄や魅力を全面にアピールすることを意識しました。

●二次試験(面接)

二次試験に向けては、まずは資料提出後も自身の研究に対する知識をつけ、さらに深掘りすることを意識して取り組みました。そもそも知識がないと面接の際に根拠立てて話すことができないので、調べられることは徹底的に調べ上げ、知識を養いました。また、深堀をするために予想される質問を沢山考え、それについての答えを考え、頭にインプットしていました。実践的な面接練習に関しては、私は話すことには自信があり、志望理由についても明確に頭に入っていたので、言葉遣いや表情、聞かれたことに対してしっかりとした答えが言えているのかを毎日繰り返し練習していました。小論文に関しては、最初から形にはなっていたので、語尾や文章構成、根拠を明確にすることなどを過去問や色々な問題集で毎日練習し、無駄な減点をしてしまわないように意識していました。

AO入試を受験する上で、役立ったアピールポイント

高校の野球部で主将を務めていたので、チームをまとめ、甲子園に出場したことや率先した行動をアピールすることができました。また、学校の代表として送辞を任されたことで、学校での立ち居振る舞いや先生方からの信頼度を印象付けることができました。さらに、高校3年間でトップの成績を収めたことで、野球以外の取り組む意識や時間の使い方などもアピールすることができました。

平均勉強時間

3〜4時間程度

アドバイス

小論文に関しては、無駄な減点をなくすこと、しっかり根拠を入れて誰が見ても納得できるような文章にすることの2つを意識すると良いです。面接では、何を聞かれてもすぐに自信をもって答えられるように、考えられる質問はすべて潰し、調べられることは漏れがないように隅々まで調べることを意識すると良いと思います。

受験時代に意識していたこと

私は夏の地方大会中や甲子園の宿舎で受験の準備をしていました。さらに、高校野球を引退して、周囲の友達は引退した後の生活を楽しんでいる中でも受験勉強を行っていました。苦しかったり、受験を諦めて周りと遊びたいと感じることもありましたが、今頑張れば後から良いことが沢山あると言い聞かせたり、自分がどれだけこの大学に行きたいのかを考えて強い意志を持ち続けることを意識していました。さらに、やるべきこともたくさんある中で時間をうまく使うことを心がけていました。

受験生に伝えたいこと

どれだけこの慶應義塾大学で学びたいのかという気持ちが1番大事だと思います。緊張したり、不安になることも沢山あると思いますが、その気持ちに負けない強い気持ちを持ち、自分を信じて頑張ってください。