令和8年度JICA海外協力隊派遣(西アフリカ/ガーナ)

慶應義塾大学と独立行政法人国際協力機構(JICA)が海外協力隊派遣連携覚書を締結し、一昨年、昨年に続き3年目となる今年は、弊部から4名の部員が西アフリカのガーナ共和国へJICA短期ボランティアとして派遣されることとなりました。

現地では、日本の野球の伝統である「規律」「尊重」「正義」といったスポーツマンシップを育む人づくりをアフリカに展開している一般財団法人アフリカ野球・ソフト振興機構(J-ABS/ジェイ・エイブス)が有する「*ベースボーラーシップ®教育メソッド」を活用。これまでJ-ABSのセミナー等を通じ「ベースボーラーシップ®教育メソッド」を学んできたガーナ人指導者をカウンターパートとしてチームを組み、活動対象となるガーナ国内4州の青少年を対象に、野球技術向上とともに、非認知能力(ライフスキル)を育む指導を行います。

また、弊部部員がガーナに派遣され、ベースボーラーシップ®教育を活用した野球指導により、裨益者の選手やガーナ人コーチたちにどのような効果をもたらすかについて、慶應義塾大学SFC研究所ベースボールラボとガーナ大学(スポーツ局オースティン教授)が研究協力により長期にわたって効果測定を行っていく予定です。

*ベースボーラーシップ®教育メソッドとは
J-ABSが独自に開発した、野球・ソフトボールの指導を通して青少年少女の「規律・尊重・正義」などの精神を育む教育メソッド。「ベースボーラーシップ®」は英語のBaseball(野球)+Sportsmanship(スポーツマンシップ) をかけ合わせたJ-ABSの造語。

詳細

▽日程
2026年8月3日(月)〜9月4日(金)

日程内容
8月4日(火)アクラ到着
8月5日(水)JICAオリエンテーション
8月6日(木)〜8月9日(日)ガーナ人コーチとワークショップ(練習プログラム作り)
8月10日(月)〜8月28日(金)4州5都市に分かれて活動
8月29日(土)〜8月30日(日)第3回ガーナ甲子園大会
8月31日(月)〜9月2日(水)ワークショップ、報告会等
9月3日(木)アクラ出発

▽場所(4州5都市)
グレーターアクラ州ドドワ
グレーターアクラ州テマ市
セントラル州ケープ・コースト都市圏
イースタン州コフォリドゥア市
ヴォルタ州

▽アフリカ55甲子園プロジェクト
日本の野球文化の象徴であり、日本が世界に誇るスポーツのソフトパワーである甲子園大会。この夢の舞台を目指すから球児たちは、高校の3年間を努力し、成長することができます。J-ABSとガーナ野球連盟は、野球をガーナでメジャーなスポーツにするために、子どもたちの目標となる大会として、ガーナでも甲子園を開催したいと考えています。

アフリカ55甲子園プロジェクトについての詳細はこちらをご覧ください。

派遣者一覧

学生

学年:2年
抱負:私は純粋に野球が好きで、これまでずっと夢中でプレーしてきました。それと同時にこの素晴らしい野球を自分だけのものに留めず、社会に還元したいという思いを長く抱き続けてきました。ガーナ甲子園は、その思いを形にする大きな挑戦です。大好きな野球という共通言語を通じて現地の子供たちと繋がり、彼らの日常に新たな彩りをもたらすことで、社会への恩返しとなるよう全力で取り組んでまいります。

学年:2年
抱負:この度、多くの方々のご支援、ご協力のもと、ガーナ派遣に参加できることに心より感謝申し上げます。野球を通じて現地の子どもたちと交流し、その魅力を伝えるとともに、「半学半教」の精神を大切に、多様な文化や価値観を学びたいと考えています。この貴重な経験を自身の成長につなげ、今後の野球人生や社会に還元できるよう全力で取り組んでまいります。

学年:2年
抱負:私はガーナの子供たちに野球の素晴らしさを知ってもらいたいという思いから、この活動に参加しました。私自身、野球を通して大きく成長してきた経験があります。その価値を、遠く離れたアフリカの地で伝えられることに大きな魅力を感じています。塾野球部の一員として、野球を世界に広めるとともに、子供たちの成長に貢献し、野球界の発展にも寄与していきたいと考えています。

学年:2年
抱負:私はガーナ派遣を通して、異なる文化や価値観に直接触れ、自分自身の視野を広げたいと考えています。また、塾野球部でアナリストとして培ってきた「データを活用して課題を解決する力」を生かし、現地の方々と協力しながら野球の発展に貢献したいです。一方的に知識を伝えるのではなく、現地の文化や考え方を尊重し、お互いに学び合う姿勢を大切にします。この経験を今後の学びや将来の国際的な活動につなげられるよう、積極的に行動していきます。

OB

石橋 賢一

卒業年:1993年
抱負:1996年、友成さんがアフリカで野球道を伝えた最初の地・ガーナで、当時の教え子だったガーナのコーチ陣、そして熱き野球部後輩達と一緒に、ベースボーラーシップ®を伝えつつ、アフリカ流を学んできます。2024年の初回から3度目の参加、子供たちとの再会・成長を楽しみに、ガーナでのサステナブルな運営を目指します!(J-ABS/プロボノサポート)

友成 晋也
(コーディネーター)

卒業年:1988年
コメント:ガーナでの活動は、単なる野球の普及ではなく、スポーツを通じた国際協力,国際貢献の第一歩です。異なる価値観や環境の中で、互いの可能性を引き出し合う経験は、選手としても人としても大きな成長につながります。慶應義塾大学野球部が築いてきた伝統を胸に、現地の若者たちと未来を描く時間をつくってほしい。派遣メンバーが、野球の力で新しい関係性を生み出してくれることを心から楽しみにしています。

コメント

加藤 貴明 部長
部員がJICA海外協力隊としてガーナに渡り、ベースボーラーシップ®教育メソッドを実践する取り組みは、今年で3年目の区切りの年となります。事前の準備を済ませ、いよいよ現地での実践の時となりますが、ガーナ人選手達のさらなる成長と共に、部員達の大きな学びが得られることを期待しています。また、これまでの調査結果をまとめ、然るべき形で研究成果の発表も目指していきたいと思います。引き続き皆様のご支援、ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

堀井 哲也 監督
弊部として3年目となるJICA海外協力隊としてのガーナ派遣を今年も多いに期待しております。
ベースボーラーシップ®とは何なのかを事前に学び、現地の青少年に実践する経験は、想像を絶するスピードで進む情報化社会とグローバル化社会を迎えるこの時代だからこそ価値があると思います。
遠くガーナの地で、心身ともに大いに汗を流して取り組んできて欲しいと切に願います。
最後になりますが、関係者皆様のご尽力に心から御礼申し上げます。

活動内容

弊部SNSで随時更新してまいります。

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