合格体験記 – 奥田太陽

  • 佼成学園高校出身
  • 法学部政治学科
  • 2024年度入学
  • FIT(現役)

慶應義塾大学の受験を決めた時期

高校2年生の冬

受験学部、結果

法学部政治学科…合格

慶應義塾大学に決めた理由、慶應野球部の魅力

高校2年生で東京六大学野球を観に行った際に、他の大学以上に慶應野球部の選手が笑顔で楽しそうに野球をやっているのが印象に残りました。また、応援席も一体となっているのを観て、慶應野球部の一員になりたいと思い、入部を希望しました。

意識していた勉強法

●一次試験(資料提出)

一次試験の際に特に重要となる資料は2000字の志望理由書と自由記述と呼ばれる2つです。志望理由書に関しては、大学で何がしたいのかや大学卒業後の自分の理想像をこれまでの経験などを踏まえ記載する必要があります。私は、特に自分を試験官の立場から客観視することを意識して取り組んでいました。自由記述に関しては、指定された枚数の中で自分を最大限アピールする必要があります。私は写真を使ってこれまでの経験を記載し、何百人ものライバルの中で試験官の印象に残ることができるよう、図や色を工夫するように意識しました。特に資料のデザインに自信がなかったため、多くの方々に伝えたいことが資料から伝わっているか見てもらい、より良い資料になるよう心掛けていました。

●二次試験(面接)

二次試験では、論述試験と口頭試問、そして面接があります。
論述試験では、知識がないと質の高い論述が書けないため、新聞や本などから知識をつけることを重点的に行っていました。
口頭試問では、自分の考えを端的に説明することが求められていると思います。そのために、多くの方々に協力してもらい、過去問や出題されそうな問題から対策を行いました。そして、面接ではどんなことを聞かれても答えられるように、一次試験が終わってから改めて自分がこれまでの研究してきたこと、そしてこれからの展望を考え、多くの人に面接練習に付き合っていただき、対策しました。

FIT入試を受験する上で、役立ったアピールポイント

私がFIT入試を受験する上で役立った最大のアピールポイントは、高校の総合的な探究の授業を通して個人で研究したことが「高校生国際シンポジウム」で社会部門全国3位の賞を獲得できたことだと思います。賞を受賞した後は研究に自信を持つことができました。また、他の受験生はほとんど経験できないことであったため、アピールに繋がったと思います。しかし、大事なのは実績ではなく「大学に入って何をしたいのか」です。大学で何がしたいのかアピールできれば、実績がなくても合格できると思いますし、それが最大のアピールポイントになると思います。

平均勉強時間

高校野球引退前 2時間
高校野球引退後 8時間

アドバイス

FIT入試を受ける上で大事なことは、学校の勉強も疎かにしないことと、できるだけ早く準備を始めるということです。FIT入試B方式では評定平均が出願条件になっていますが、合格可能性を上げるためにはできるだけ高い評定を取ることも1つの重要な要素だと思います。また、できるだけ早く準備することも大切です。私は出願に向けて資料作成を始めた時にもっと早くFIT入試に向けて対策しておけば良かったと感じました。特に、高校野球をやっている人は時間がなく、出願に向けて時間が限られていて大変だと思います。そのような中でも、隙間時間を見つけてできるだけ早く対策をはじめて準備することができれば、より良い資料となり、合格が近づいてくると思います。

受験時代に意識していたこと

自分が大学で研究したいことに対して、同世代で1番の専門家になることを意識していました。そのために、多くの時間をかけて論文を読んだり、実際に有識者の方々と対談を重ねて広い視野と多様な考え方を身に付けていきました。

受験生に伝えたいこと

FIT入試は、一般入試のように模試で合格可能性を確かめたりすることができず不安になることも多いと思います。一方で、私もそうでしたが、対策すればするほど合格は近づいてくるので、自分を信じて根気強く頑張ってください。