- 佐倉高校出身
- 商学部
- 2022年度入学
- 一般入試(現役)
慶應義塾大学の受験を決めた時期
中学生
受験学部、結果
文学部、経済学部、法学部政治学科…不合格
商学部…合格
慶應義塾大学に決めた理由、慶應野球部の魅力
とにかく格好良いと思ったから。また、高校の先輩が神宮で投げている姿を見て、六大学野球に憧れたから。
特に力を入れていた科目
英語(慶應義塾大学は英語の配点が高く、英語で合否が決まるといっても過言ではないため)
意識していた勉強法
●英語
高校2年生から河合塾に通い、英語の授業をとっていました。しかし、部活動を引退する前は予習復習があまりできず、結果も出なかったので、塾に通うのは引退してからでも良いと思います。実際、僕は予備校に通っていたにも関わらず、高校3年生夏の模試では英語の偏差値で38を叩き出しました。また、英語に関してはスタディサプリをお勧めします。文法も読解もとても分かりやすいです。野球が忙しく、予備校の授業についていけなくても、スタディサプリは自分のペースで受けられるため、部活動が忙しい人にぴったりです。
僕は『英検1級 でる順パス単』まで取り組みましたが、あまり効果は実感できませんでした。ただ、英検準1級レベルまで覚えていれば単語力には困らないと思います。熟語は『解体英熟語』をやれば十分だと思います。慶應義塾大学のテストには文法の大問が出る学部がほとんどないので、文法をおろそかにしてしまう人もいると思います。しかし文法を理解していると1つの表現から後ろに続くものを予想できるようになるので、読解スピードがかなり上がります。高校2年生など、受験がまだ身近でない人は、とりあえず早稲田大学や慶應義塾大学の入試と難易度が似ている英検準1級を目標にして勉強するのが良いと思います。
●日本史
商学部:
他の学部に比べて多少難易度は落ちます。平均点も高いですが、通史が一通り終わっていれば、9割は狙うことが出来ると思います。過去問をたくさん解き、語群の減らし方に慣れるのも良いと思います。
法学部:
かつては難しい単語の穴埋め問題ばかりでしたが、今は正誤判定が中心です。しかし問われる内容がかなり難しいです。法学部は早慶でも最高レベルの難易度といわれているので、日本史で点数を稼ぐことはあまりお勧めできません。基礎問題を確実に拾い、配点の高い英語で勝負するのが良いと思います。
経済学部:
どの学部においても過去問研究が役に立ちますが、経済学部では同じ論述が何度も出題されているため、特に過去問を研究することが重要です。僕は経済学部の過去問を20年ほど解き、学校で配布されていた日本史の教科書の中で論述の答えとなる部分に毎回マーカーを引いていました。そして、マーカーを引いた部分を中心に教科書を暗記していました。経済学部の日本史は論述が中心のため、大変そうに見えますが、基本的に1600年以降の出題頻度が高いため、対策をすればそこまで大変ではないと思います。
文学部:
資料の読み取りがあるということが特徴です。文学部の日本史は、比較的に高得点を取ることが出来る問題が多いので、2題ある論述問題をどれだけ正確に解くことが出来るかということが重要だと思います。
●数学
本格的に受験勉強を始めた1月まではほとんど勉強をしていませんでした。商学部(A方式)の合格点は近年250点前後になることが多く、数学、あるいは地学のどちらかで失敗してしまっても合格点を取ることができます。
また、数学は本番になると緊張してしまって思うように解くことができなくなってしまうこともあると思います。僕も本番で直前に解いた過去問の半分ほどしか解くことができなかったです。数学が思うように解くことができなくなってしまう人は、比較的安定して点数を取ることができる英語や地歴科目で点数を取ることをおすすめします。
●数学
小論文の参考書は多くありますが、なかなか独学で小論文を学ぶのは厳しいと思うので、予備校の講師の方に教えてもらうことがおすすめです。使い回しが効く具体例や論述の展開の仕方など、詳しい部分まで教えてもらえます。学校の授業などで扱われることのない科目なので、はじめのうちは過去問を解いても歯が立たないと思いますが、それでも挫けずに頑張るしかありません。
平均勉強時間
引退前…0〜1時間
引退後…6時間
アドバイス
練習後は疲れていると思いますが、その中で毎日1時間でも勉強を続けていくと部活動を引退した後の結果が大きく変わります。特に暗記系の科目は早めに勉強を始めた方が良いと思います。
受験時代に意識していたこと
極端に制限をかけて勉強時間を増やしたとしても、勉強の効率は落ちてしまいます。僕は適度に休憩をとり、友達と遊ぶ日も作るなど、OFFの時間も作ることで勉強効率を上げるようにしていました。
受験生に伝えたいこと
勉強に才能は関係ないと思います。しかし、頑張りすぎないことも大切です。体調には気を付けて頑張ってください。
- 入試情報は変更される場合があります。 詳細は慶應義塾大学ホームページの入学案内を随時ご覧ください。