- 仙台一高出身
- 文学部
- 2022年度入学
- 一般入試(一浪)
慶應義塾大学の受験を決めた時期
中学1年生
受験学部、結果
●現役
総合政策学部…不合格
●一浪
経済学部、商学部…不合格
文学部…合格
慶應義塾大学に決めた理由、慶應野球部の魅力
慶早戦に憧れたから。
野球部の魅力は野球だけでなく、人間力も鍛えることができるところ。
特に力を入れていた科目
英語
意識していた勉強法
●英語
英単語と英熟語:
『システム英単語』と『システム英熟語』を毎日読んでいました。どちらも1週間で1周することができるように意識していました。単語帳の使い方は人それぞれだと思いますが、僕は苦手な単語の克服をメインに学習を進めました。もちろん得意な単語の復習も同時進行し、得意な単語を忘れないようにしながら新しい知識を増やすということを意識しました。
長文読解:
まずは短い文がたくさん掲載された教材で、日本語訳の練習をしました。それがある程度できるようになったので、次に長文がたくさん載った教材を使用しました。長文が掲載された教材の使い方としては、まず初めに自分で長文を日本語に訳します。全文を日本語に訳すことができたら、その文章をひたすら読み返すことをしていました。それを日々繰り返して1日に40〜50個の長文を読めるようになることを目標に勉強しました。ここでは、英文を目で追いながら、その情景が頭に自然と思い浮かぶようになることを意識しました。文学部の英語は文量が多いので、いちいち日本語訳を頭の中で作っていては時間がなくなります。そうならないようにするために英文を読んで日本語訳を通さずに直接情景を思い浮かべるトレーニングを行いました。
また、文学部では英文を日本語に直す問題が出るので、過去問で対策を行いました。この時に意識したことは指示語の特定です。英文を読んでいるときに指示語が出てきたらそれを特定しながら読み進めることを意識しました。
文法:
文法は日本語訳を行うときに役立ちます。関係代名詞など、自分なりの訳し方を型として持っておくと、日本語訳をする時に困りません。長文読解で訳し方がわからなかった時はいつでも文法に立ち返り、新しい知識を身につけることを意識しました。
●世界史
浪人が決まった時点では、世界史の知識は基本的なものしかありませんでした。しかし、文学部の世界史はその知識量では足りず、さらに深く広い知識が必要となるので、単語と時代の流れを学習できるテキストをひたすら取り組みました。世界史の試験は全て単語なので、どれほどの単語知識を詰め込めるかが鍵だと思います。また、問題を解くときは、誰もがわかるような単語は絶対に外さず、正答率が低そうな単語で他の受験生と差をつけるという意識で臨みました。
●小論文
文学部の小論文は物事を抽象的に見て、近代的な思想を批判し、現代的な提案をすることが求められます。そのため、背景知識が欠かせません。そこで僕は小論文を書くための教材で背景知識を身につけ、それを応用しながら過去問演習を行いました。ここで意識したことは、先ほども述べたように具体例を抽象的に見ることです。問題の中で挙げられている具体例がどのような現代的問題につながるのかを考えながら解きました。普段の生活から現代社会で起きる具体的な事例を抽象的に捉え、どのような現代的提案ができるのかを考えながら生活するように意識すると文学部の小論文対策に活きてくると思います。
平均勉強時間
浪人時…11時間
自宅で浪人をしていたので勉強時間は多く確保することができました。
アドバイス
受験期は自分が合格して大学で過ごす姿を具体的に想像することが大切です。そのために実際にキャンパスに足を運んでみるというのもいいかもしれません。野球部への入部を希望する方は野球部の練習を見学したり練習に体験参加してみると勉強意欲向上につながると思うので、是非足を運んでみてください。
受験時代に意識していたこと
他人と比較をしないように意識していました。受験はあくまでも個人と大学との戦いです。周りの人の成績などは気にせず、自分と大学との距離をどう縮めるかを考えることが大切だと思います。また、私は自宅で浪人をしていたので、どうしても寝る間を惜しんで勉強しようとしてしまいました。しかし、睡眠時間を削った次の日の集中力はほぼ無に等しい状態になってしまったので、それからはしっかりと7〜8時間は寝るようにして生活リズムを崩さないように意識しました。
受験生に伝えたいこと
受験をするにあたって大切なのは、受験本番で一種の諦念のような境地に自分の心を持っていくことです。「自分はこれほどやったんだ」と思うことができれば、落ち着いて受験に臨むことができ、結果も自ずとついてくると思います。そのような自信を生み出すのは毎日の勉強の積み重ねです。僕は勉強時間を記録するアプリを使って、受験期にその記録を見返して、自分を鼓舞して受験に臨んでいました。自分が積み上げてきた勉強時間を記録として残せるものがあると、受験本番を乗り越えるための武器になるかもしれません。受験生の皆さんが受験を無事突破し、一緒に野球ができる日を楽しみにしております。最後までお読みいただきありがとうございました。
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