合格体験記 – 今井航太郎

  • 鎌倉学園高校出身
  • 商学部
  • 2021年度入学
  • 一般入試(現役)

慶應義塾大学の受験を決めた時期

高校2年生の冬

受験学部、結果

経済学部…不合格
商学部…合格

慶應義塾大学に決めた理由、慶應野球部の魅力

頭のいい大学に入りたいと何となく思っていて、慶應が直感的にかっこいいと感じました。その後六大学の先輩の話を聞いて六大学で野球をやりたいと思うようになったからです。

特に力を入れていた科目

英語、数学

意識していた勉強法

●英語

英単語帳と基礎の文法書を高校野球を引退する前までに終わらせること目標に通学時間に勉強をしていました。家に帰って机に向かうことは部活で疲れていたのでできませんでした。
高校の授業で読解の勉強はたくさんしていたので、自然と高3の三月ごろまでにはMARCHレベルの長文は合格最低点+αくらいの点数は取れるようになっていました。商学部の英語は時間との勝負なので、難しい問題を解くよりは毎日500単語ほどの簡単な英文を早く解く練習をしていました。しかし過去問を解いていて最後まで解ききれることが多くなく、本番でも解き切れる自信がなかったので、単語数に対しての設問が少ない2021年の問6のような形式の大問は1番最後に解いていました。実際に本番でも解き終わらず四つ全て②にして一問だけ正解しました。
解く順番としては長文の大問を三つ解くなかで集中力が切れそうになったら文法問題の大問を挟み、そのあとおそらく配点の高いであろう大問7,8 の動詞を名詞化したり、動詞を活用したりする問題を解いた後に残りの問題を解いていました。試験中に意識していたことはわからない問題に出会った時はとにかく答えを埋めて次に進むということでした。基礎ができていれば、わからないものはおそらく重箱の隅をつつくような難しい問題で、大半の人が解けないだろうと判断できます。そのため、とにかく発展的な内容よりも基礎をやることが大事だと思います。

●世界史

勉強を始めたのは高3春で、暗記に苦労することが他の人よりも少なく暗記には自信があったので教科書をたくさん読んでいました。商学部のためだけに世界史を勉強しており、他では使う予定がなかったので時間をかけたくなく、本番で7割取れればいいと思っていました。そのため、一問一答や頻出ではない用語などはチェックしていませんでした。他の科目に比べすぐに点数が伸びる科目なので本番前まで諦めずに頑張ってください。

●数学

野球を引退するまでに主な勉強は高校の授業のみで、そこまでで標準問題はある程度解けるようになっていました。しかしそこから全ての範囲を早慶や上位国公立レベルに完成させるまでにとても時間がかかりました。自分は他の人よりも劣っていたので、場合の数と確率、微積分の範囲だけは「プラチカ」などを使って難しいレベルまで完璧にし、その範囲で点数を稼ぐことを狙いました。他の範囲は標準問題までを完璧にし、本番で解けなくてもしょうがないと割り切って受験本番に臨みました。数学は他の教科と比べ時間がかかるので早めに手をつける必要があると思います。もちろんどんな問題も解けるようになることが大切ではありますが、全ての範囲を完璧にするのは難しいし、甲子園を目指して野球をしていたら時間がないと思うので、ある程度の割り切りは大事だと思います。

平均勉強時間

高3夏まで0〜1時間
高校野球引退後6〜8時間

アドバイス

慶應は商学部A方式が1番入りやすいと思います。数学に苦手意識がある人も多いと思いますが、高一から数学を勉強していれば受験がすごく楽になると思います。

受験時代に意識していたこと

まずは高3夏までに単語帳を終わらせることを意識しました。また、睡眠時間を削ってまで勉強するのではなく生活リズムを保つようにし、昼間に眠くなったら昼寝も取り入れていました。
集中力が切れがちなので勉強する場所を変えたり、部屋の温度を変えたり、勉強する科目を変えたりなどなるべく勉強から離れずに頭をリセットできるようにしていました。またたくさんラムネを食べて集中力を維持しようとしていました。

受験生に伝えたいこと

試験までの残りの日数が少なくなり、不安や焦りが生まれて眠れなくなることもあると思いますが、他の人も同じなので勉強に関してあまり深く考えすぎないでください。穏やかな心が1番大切だと思います。