合格体験記 – 小山春

  • 鎌倉学園高校出身
  • 法学部政治学科
  • 2022年度入学
  • 一般入試(現役)

慶應義塾大学の受験を決めた時期

高校1年生

受験学部、結果

商学部、経済学部…不合格
法学部政治学科…合格

慶應義塾大学に決めた理由、慶應野球部の魅力

中学の頃から六大学で野球をやりたいという目標があり、高校に入った時から受験することを決めていました。高校1年生の秋に、高校の野球部全員でリーグ戦を観戦する機会があり、そこで試合を見て、慶應義塾大学を第1志望に決めました。また、鎌倉学園高校野球部OBの方で慶應野球部に所属している先輩も多く、OBの方々から野球部について色々なお話を聞けたことも決め手の1つでした。
僕が思う慶應野球部の魅力は人間力、組織力です。とても人数が多いにも関わらず、先輩との交流も盛んで、1人1人が向上心をもって毎日練習しているところに魅力を感じています。

特に力を入れていた科目

英語

意識していた勉強法

●英語

英語は単語や文法などの基礎を徹底的にやりました。高校時代は電車通学の時間が長く、片道1時間半ほどかかっていたのですが、行き帰りの時間は全部単語の暗記のために使用していました。高校2年生〜3年生の1年間は『システム英単語』を使用し、1ヶ月ほどで全部を覚え切った後は、単語帳を1日1周することを目安に勉強しました。
それ以外の時間では、文法の基礎を固めました。授業動画や講義本などで理解したら、『Vintage』など文法の問題集を繰り返し勉強しました。ある程度単語と文法が終わったら、英文解釈の勉強をして、高3からは長文読解とその文の音読を重点的に行いました。
音読は1つの長文につき、最低でも10回、多くて50回ほど行いました。音読の勉強には音声付きの問題集がおすすめです。音声と同じスピードで読めるまでシャドーイングなどを繰り返しました。
過去問を始めたのは高校3年生の秋からです。過去問の長文問題も、解き終わったら必ず音読をするようにしました。また、高校3年生からは単語帳を『鉄緑会東大英単語熟語 鉄壁』に変えて、語彙の強化をはかりました。

●世界史

世界史は得意科目だったので早めから勉強を進めていました。参考書は特に使わず、学校の授業とスタディサプリの授業動画、また部活を引退してからは塾の授業と授業ノートを中心に勉強しました。おおよその事柄を覚えた後は、用語集の暗記など細かい知識の補充と、過去問の傾向を確認し、地図や年号といった特殊な問題に対応できるように勉強しました。
世界史で大切なことはアウトプットだと思います。友達と一緒に歩いている時、常に問題を出し合ったり、トイレに行く時に毎回1つ年号を覚えたり、教科書やノートを見返す時も赤シートで隠せるようにして穴埋め形式でテストしていったりすることで、非常に覚えやすくなると思います。

●小論文

特に小論文の対策はしませんでしたが、基本的な小論文の書き方を最低限勉強し、過去問を解いたら、国語の先生などに添削してもらうことが大事だと思います。様々な本などを読んで知識をつけるよりも、世界史の知識に繋げて書くなど、自分の元々よく知っている知識を活用することが大切だと感じました。

平均勉強時間

10時間

アドバイス

食事と、最低でも5時間の睡眠を取った方が良いと思います。

受験時代に意識していたこと

隣で勉強している人に絶対に負けないと思うことを意識していました。

受験生に伝えたいこと

僕が慶應義塾大学に合格することができたのは、危機感があったからだと思っています。成績も学年の中ではあまり良い方ではなく、毎日遅くまで野球の練習をしていたので、引退するまでは移動時間以外の勉強はほとんどできませんでした。そのため、受験勉強のスタートラインは他の人よりもかなり遅れていました。しかし、自分が遅れているということを自覚できていたため、自分には時間が無いということを常に意識して勉強することができ、受験当日まで妥協することなく、必死に勉強を続けることが出来ました。部活を夏までやっていた人は、最初は周りよりも模試の結果などが悪いこともあると思いますが、最後まで諦めずに頑張って欲しいと思います。