合格体験記 – 堀翔太

  • 日本大学高校出身
  • 文学部
  • 2021年度入学
  • 自主応募制による推薦(現役)

慶應義塾大学の受験を決めた時期

高校3年生の秋

受験学部、結果

文学部…合格

慶應義塾大学に決めた理由、慶應野球部の魅力

勉学にも力を入れながらも、東京六大学という大学野球トップのリーグで、優勝争いをしているという点に魅力を感じ、慶應義塾大学に決めました。

特に力を入れていた科目

小論文

意識していた勉強法

●英語

文学部の自主応募制による推薦では、和文英訳の技術が問われます。私の高校では、和文英訳が授業の一環として組み込まれていたため、推薦に向けて対策ということはしませんでした。
和文英訳で、気をつけていた点を述べます。まず、日本語を言い換えることです。
推薦入試では、読解の文章の中から傍線部が引かれ、その文章を訳すことが必要となってきます。従って、かなり難しい表現がされていることが多いです。それをまず、簡単な日本語の言い回しに言い換えます。そして次に、簡単な英語、ミスの少ない言い回しを使って、文章を構成します。知っている単語であっても、文法が崩壊してしまえば、点をもらうことは難しいです。簡単な単語でも、文法が崩壊していなければ点をもらうことができます。従って、簡単な英語、知っている文法で文章を作ることを意識していました。

●小論文

文学部の推薦では、小論文が重要になっています。少量の文章があり、それに対しての小論文を書くことになります。ここで重要になってくるのが、知識を持っておくということです。少量の情報であるため、中々その部分を読んで書くということが難しいです。そのため、時事問題や、小論文で出そうなトピックの問題を、通っていた個別指導の先生に出してもらい、答案を作るということを何度も繰り返しました。その結果、やったことのあるトピックの問題が出て、同じような表現を用いることができ、自信を持って入試を終えることができました。

●国語

文学部の推薦では、長文読解があります。約10000字の文章を読んで、問いに対して答えを200文字程度書くという問題が二つあります。まず私は、過去問を10年分やりました。最初は10000字の文章を読み、200字に内容をまとめながら問いに答えていました。しかしそれでは、通っていた個別指導の先生から点をもらうことができませんでした。そこで知ったのは、言い換えることの大切さです。まず200字という分量の中で一番伝えたいことを見つけ、その部分を言い換えて、まとめる。これが200字の文章でのまとめ方だと教わりました。そして、一番伝えたいことを見つけるためには、文章の構造がわからないとどこに書いてあるのか理解できません。そのため、最初から最後まで、どのように話が進んでいるか、どの部分がどこの言い換えか、どの文章が、どの文章に対応しているか読み解く必要があります。これは、何回も読んで読んで練習しました。その結果、個別指導の先生から徐々に点をもらうことができ、自信を持って臨むことができました。

平均勉強時間

5〜7時間

アドバイス

どの入試方式も、どれだけ対策をするかが重要になってくると思います。私は推薦入試でしたが、自信を持って終えることができました。後悔のない受験勉強を頑張ってください。

受験時代に意識していたこと

この推薦の勉強では、とにかく量をこなすことを意識しました。一ヶ月で対策しないといけないという状況であったため、1日に、10000字の文章を学校が終わった後に読むことを二週間程度続けました。

受験生に伝えたいこと

私は当初、一般入試で慶應義塾大学に入学しようと考えていましたが、高校の先生に推薦入試の話を聞いて、受けることを決め、結果的に合格することができました。一般入試だけではなく、推薦入試などの可能性があるのであれば、受けることを視野に入れることも大事だと思います。
最後まで諦めないで頑張ってください。