合格体験記 – 篠田浩輝

  • 熊谷高校出身
  • 法学部政治学科
  • 2021年度入学
  • 一般入試(二浪)

慶應義塾大学の受験を決めた時期

高校3年生

受験学部、結果

●一浪
経済学部、商学部、法学部政治学科…不合格

●二浪
文学部、商学部、法学部政治学科…合格

慶應義塾大学に決めた理由、慶應野球部の魅力

慶早戦を見て慶應に憧れをもったことが一番の理由です。また、浪人を経て入部した人も多くいるため、慶應を目指すことに決めました。

特に力を入れていた科目

英語

意識していた勉強法

●英語

・語彙
私が取り組んだ単語帳は『鉄壁』と『単語王』と『パス単準一級』です。また、二浪目の7月からは『パス単一級』にも取り組みましたが、ここまでやる必要は無いと思います。熟語帳は『解体英熟語』を使っていました。私がやっていた覚え方は、1日約100~200語ずつ進めて、3周目あたりから1秒以内に意味が出てこない単語にチェックをつけます。それ以降はチェックがついているものだけを見るようにして、1日で単語帳を1周するようにしていました。1日1周なら1週間で7周でき、1ヶ月で30周出来ます。時々チェックがついていないものだけで1周してみて、忘れている単語がないか確認することもありました。単語帳を1周するには1時間近くかかりますが、英語の中で単語は一番重要なので時間をかけても良いと私は思います。

・文法
私が取り組んだ文法書は『全解説頻出英文法・語法問題1000』です。ここに書かれていることを覚えきれば、どこの大学の文法問題でも解けると思います。私は間違えた問題にチェックをつけながら何周もしていました。また、英作文を書くことで基本的な文法がしっかりと身についているか確認することができます。その際に注意することは、英作文を書いたら必ず誰かに添削してもらうことです。私は友達とお互いの英作文を添削し合っていました。友達の英作文を添削する中で文法の間違いを見つけることでき、誤文訂正問題にも対応できる力がつきます。

・構文
構文は予備校のテキストと『ポレポレ英文読解プロセス50』という参考書を使っていました。最初の方は構文を理解することに重点を置いて理解するまで何周もし、慣れてきたら音読を何回も繰り返していました。また、文学部の対策として和訳の練習としても使っていました。

・長文
予備校のテキストと『英語長文ポラリス3』を中心に取り組んでいました。長文を解いた後は3回音読するようにしていました。音読のために、長文の参考書を選ぶ際は必ず音源が付いているものを選んでください。慶應の英語は量が多いので時間が足りないと感じる人が多いと思いますが、音読をすることで読むスピードが上がります。解いている時に私が意識していたことは、英文を一文ずつ日本語に訳して理解するのではなく、英語のまま理解して読むことです。これも音読を繰り返すことで身につけることが出来ました。

●日本史

予備校の授業で使用したノートやプリントを使っていました。日本史で大事なことは流れを意識しながら覚えることです。文学部では論述問題も出題されますが、流れが理解出来ていれば対応することが出来ます。また、頭ではわかっているのに漢字で間違えてしまうと勿体ないです。そのため、私は一度漢字を間違えた用語をノートにまとめていました。法学部では教科書に載っていない用語も出題されますが、そのような細かい用語は大まかな流れがきちんと理解出来てから一問一答や用語集を使って覚えるようにしていました。

●小論文

国語の問題を解いた後は必ず200字前後で要約をしていましたが、しっかり時間を計って解いたのは予備校の夏期講習と冬期講習だけでした。また、時事問題はコロナについての話題を中心にノートにまとめていました。コロナ関連のネタとしては、マスクの問題や給付金についての問題などたくさんのネタがあります。そのようなネタを3~4つ程度持っておくだけでどんな問題にも対応出来ます。商学部の論文テストは基本的な問題を落とさないようにすれば高得点が狙えると思います。

平均勉強時間

10〜12時間

アドバイス

単語帳でも音読でもとにかく繰り返すことを大事にしてください。いきなり応用問題に挑戦するのではなく、基礎を繰り返すことが合格への一番の近道だと思います。また、試験本番では目の前に参考書は無く、自分の頭しか頼れません。そのため、インプットだけでなく自分の頭から答えを引き出すアウトプットも大事にしてください。

受験時代に意識していたこと

毎日必ず22時には布団に入ることを意識していました。その時に日本史の流れやその日覚えた単語や文法などを考えながら寝ていました。また、満員電車といった単語帳が開けない状況の時も同じことをしていました。お昼ご飯を食べた後などに眠気が襲ってきたら、そのまま勉強するのは効率が悪いと考え、素直に寝ることにしていました。

受験生に伝えたいこと

受験勉強はとても辛くて苦しいものですが、支えてくれている家族や切磋琢磨し合っている友達への感謝を忘れないでください。そして第一志望合格を目指して、後悔しないように全力で頑張ってください。