合格体験記 – 山口龍之介

  • 大分上野丘高校出身
  • 環境情報学部
  • 2023年度入学
  • 一般入試(現役)

慶應義塾大学の受験を決めた時期

高校2年生の冬

受験学部、結果

環境情報学部、総合政策学部…合格
商学部、経済学部…不合格

慶應義塾大学に決めた理由、慶應野球部の魅力

東京六大学野球の中でも一般入試から野球部に入部できることに加え、勉学に打ち込める環境があると考えたからです。また、慶應野球部の魅力は後輩が先輩とコミュニケーションをとりやすい雰囲気があることだと思います。同じポジションのレギュラーの先輩にアドバイスをもらうこともできるので、自分が成長できる環境があるところが魅力です。

特に力を入れていた科目

数学

意識していた勉強法

●数学

SFCの数学は難問もありますが、各大問の(1)などは基本的なことを問うものが多いので、まずはすべての分野で基礎を完璧にすることを目指しました。複合問題も出題されるので、1つでも基本が疎かになっていると解き進めることが難しくなってしまいます。基本がある程度できてきたら繰り返し問題を解くようにしていました。また、問題の難易度は気にせずに、すべての分野で徹底的に演習を行いました。間違えた問題や正解しても曖昧だった問題は理解するまで解説を読み込みました。それでもわからない場合は学校の先生に質問をしたり、友達に聞いたりして、他の人に説明できるくらいまで理解するようにしていました。
12月くらいからは1日につき1つ過去問を解くようにしました。きっちりと時間を計り、時間配分も考えながら解いていました。そして終わったら問題演習の時と同じように解説を読みました。過去問を何年分も解くと似たような解き方をする問題が出てくるのですが、どの問題が入試本番で出てもいいように深く理解する必要があります。そのため、正解した問題でも解説を読むようにしていました。また、別解があることが多いので、別解と同じような解き方の問題が入試に出てきてもいいように対策をしていました。
SFCの数学の試験時間は120分と長いように思われますが、実際には大問が6つあり1つの大問を20分程度で解かなければならないので、1度詰まってしまった問題は飛ばし、次の問題に行く勇気を持つことも大切になると思います。

●小論文

まずは数学同様に基礎を身に着けることに重点を置きました。加えて、聞かれたことに対して正しく答えることを特に意識しました。これは一見当たり前のことですが、質問に対しての回答の文頭と文末がずれているとそれだけで大幅な減点になると思うので、とても大事なことだと思います。また、結論を最初に書き、それに沿って理由や自分の意見を書くようにしていました。
SFCの小論文は読む文献が多く、字数は総じて見ると多いものの、1つ1つの分量が少ないことが多いので、それぞれで要点を絞った解答が求められます。そして時間が足りなくなるので、いかに早く要点をまとめ、それに対する自分の意見を考え出すかがポイントになります。そのため、現代文、特に評論を解く力がないとかなり厳しいと感じました。
年によっては評論の課題文になるような文章が6つほど出ることもあるので、まずは1つの文章を正確に理解する能力を養う必要があると思います。そこから発展させて複数の課題文に共通することについて書けるようにしていました。私は書くことよりも読むことに重点を置き、それぞれの問題に対して何百字と文章を書くことはせず、要点を書き出して自分の意見をまとめることだけをしていました。それ以外にも模範解答例を読んで自分にない視点を養ったり、文章構成を学んだりするようにしていました。

平均勉強時間

平日…6時間
休日…10時間

アドバイス

睡眠時間の確保はとても大切です。受験生は遅くまで勉強することで睡眠時間を削りがちですが、睡眠時間が減ってしまうと日中の集中力が落ち、効率が悪くなってしまいます。私は夜にしっかりと寝た上で日中にも30分ほどの昼寝をするなどして集中力を持続させていました。

受験時代に意識していたこと

適度にリラックスする時間を作ることを意識していました。具体的には友達と話したり、音楽を聴いたり、テレビを見たりしていました。ずっと張り詰めた状態だとパフォーマンスが落ちてしまうので、パフォーマンスを持続するためにもリラックスする時間を作ることを大切にしていました。

受験生に伝えたいこと

模試で良い判定が出なくてもあまり気にしなくてもいいと思います。なぜならそれが合否を決めるわけではないからです。最終的に2月の受験日に合格できる力があればいいので、必ずできると信じて勉強してください。
受験期は苦しいことが多いと思いますが、自分の未来のために頑張ってください。慶應義塾体育会野球部で待っています。